多様な働き方を考える①

最近行ってきた調査で「働き方」について学ぶ機会が数回ありました。
今回はそれらについて簡単にご紹介したいと思います。

①2016年10月22日
生活協同組合(民間の非営利組織)で2016年10月から本格的に「同一労働・同一賃金」を導入したところに訪問し、人事部の方と労働組合の方の双方からお話を聞かせていただきました。
「同一労働・同一賃金」は従来の年功序列給与システムではなく、仕事の内容と量などによって給与が決まるシステムです。

興味深かった点として以下のことがあります。
まず、正規職員・非正規職員というわけ方ではなく、「フルタイムスタッフ」「定時スタッフ」とし、労働内容は同じで働く時間だけが異なるという考え方をしています。
したがってフルから定時、定時からフルへの移行が可能で、また福利厚生はほぼ同程度与えられています。
もう一点は、旧制度のときの正規職員が自分たちのことではなく組織の存続と社会への貢献を最優先したことです。

詳細は研究室HPに掲載していますので、興味のあるかたはご覧ください⇒こちら

②2016年11月2日
障がい者自立支援に約40年間取り組んでいる社会福祉法人一麦会に訪問しました。
障がい者それぞれの長所を生かした仕事が創られており、
またそれによって地域の方や小規模の農家さんが喜ばれております。
具体的な内容については研究室HPをご覧ください⇒こちら

③2016年10月15日
東大阪市の都市農業を市民で支える活動にゼミ生含めて6名で参加してきました。
安納芋の芋ほり体験ですが、蔓を鎌で切るところから掘るところまで体験しました。
これはボランティアという働き方ではありますが、
作業後にはしっかり芋と経験をいただきましたので、満足です。

多様な労働形態が求められる時代に入っているので、今後もいろいろな事例を見ていきたいと思います。

たくさん掘りました!

たくさん掘りました!

市民の方と一緒に参加。

市民の方と一緒に参加。