ラン伴(Run Tomorrow)2015に参加しました

「全てのまちが認知症になっても安心して暮らせる地域になることをめざして、認知症の人とともにタスキをつなぐ列島リレー」のラン伴2015に今年も、10月2日に井口ゼミ生を中心とした生活文化学のメンバーで参加してきました。今年は5年目の開催となりますが、奈良女生活文化チームは3年連続3回目の参加となりました。

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今年のラン伴は、7月4日に北海道をスタートし、太平洋や日本海側のルートも通りながら、福岡大牟田まで3,000キロの道のりを8,000人の参加者がタスキをつなぎ、11月1日、無事ゴールしました!

特に、今回奈良県は、750名というこれまでで最多、全国でも類を見ない盛り上がりがあり、たくさんの人が県内を走りました。

私たちのチームは、昨年は市役所から朱雀門までの1キロ弱で、物足りなかったのですが、今年は、木津市と奈良市の境から、奈良市役所までガッツリ10キロ。全ルートを三区間に分け、一部だけ走った人、全部を走破した人様々でしたが、みんな頑張って走りました(しかし、教員の井口は、オレンジのTシャツも持ってこなかった学生に奪われ、また、体調不良を理由に車での送迎係に徹せざるをえませんでした。3年目にして初めて走れず無念…)。DSCN0057

ラン伴自体は、一回のイベントですが、これを開催するために全国、各地域のネットワークで話し合いがなされ、またこれを機に認知症の人や市民とがつながっていく動きも生まれていきます。また来年の開催までの間に、奈良では認知症の人と家族、支援者、市民の間でどのような出会いと取り組みが生まれていくのか、ますます楽しみです。教員の井口はこうした活動にも注目して、認知症の人たちをめぐってどのような関係が生まれていくのか、その取り組みの中で認知症の人や家族はどのような人生を送るのか、研究を継続していきます。