三成 美保(みつなり みほ)
最終更新:2018-05-20 掲載:2014.01.18
最近の主な活動から
2018年6月14日 学術フォーラム「ジェンダー視点が変える科学・技術の未来」(日本学術会議主催)にて報告予定
2018年4月30日 シンポジウム「SOGIは今?~歴史と国際から見る今後~」(主催:LGBT法連合会、共催:明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター、会場:明治大学)の「第3分科会:裁判から見る法整備のニーズ ~ワークショップを交えて~」にパネリストの一人として登壇しました。
- プログラムはこちら→http://lgbtetc.jp/news/1183/
2018年3月31日 GEAHSS発足記念公開シンポジウム「人文社会系学協会における男女共同参画をめざして」(主催:日本学術会議第一部総合ジェンダー分科会、共催:人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会(GEAHSS)、会場:お茶の水女子大学)において講演しました。
- 講演「日本学術会議における男女共同参画の取り組みと学協会連携の課題」
- プログラムはこちら→http://philosophy-japan.org/wpdata/wp-content/uploads/2018/03/GEAHSS.pdf
2017年12月3日 ジェンダー法学会理事長に選出されました。
- 学会HPはこちら→ジェンダー法学会 http://jagl.jp/
- 理事長挨拶はこちら→http://jagl.jp/?page_id=348
2017年12月3日 ジェンダー法学会第15回学術大会「シンポジウム:LGBTI(性的マイノリティ)の権利保障―差別禁止法/理解促進法の動きと今後の課題」を企画・主宰しました。趣旨説明と司会を担当しました。シンポジウム成果は、学会誌『ジェンダーと法』第16号(2018年7月予定)に掲載予定です。
- 学会プログラムはこちら→http://jagl.jp/?page_id=269
2017年10月4日 日本学術会議副会長に選任されました。
- 日本学術会議HPはこちら→日本学術会議 http://www.scj.go.jp/
- 副会長挨拶はこちら→http://www.scj.go.jp/ja/sub/index.html
2017年9月29日 日本学術会議法学委員会「社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会」委員長として、提言を発出しました。
- 提言はこちら→「性的マイノリティの権利保障をめざして―婚姻・教育・労働を中心に―」
2016年12月11日 日本学術会議シンポジウム「LGBTIの権利保障ー雇用と労働」を企画し、開会挨拶を担当しました。
2016年12月4日 ジェンダー法学会シンポジウム「戦時性暴力と法ー慰安婦問題と戦後補償」を企画し、趣旨説明・司会を担当しました。
2016年10月1日 日本学術会議第一部副部長に選任されました。
2016年4月1日 奈良女子大学副学長(障害学生・ハラスメント防止担当)に任命されました。
2015年4月 科学研究費基盤研究(A)「ジェンダー視点に立つ『新しい世界史』の構想と『市民教養』としての構築・発信」(2015~2019年度)」を研究代表者として取得しました。
2015年4月1日 奈良女子大学評議員に選出されました(2017年3月31日任期満了)。
2014年12月7日 ジェンダー法学会副理事長に再任されました。
2014年12月6日(土)・7日(日) 奈良女子大学でジェンダー法学会シンポジウムを開催しました。「ケアとジェンダー」(企画責任者:三成美保・岡野八代)、「貧困からの脱却とジェンダー」(企画責任者:浅倉むつ子・神尾真知子)です。
2014年10月1日 日本学術会議第一部会員に選任されました。
2013年6月8日(土) ジェンダー史学会シンポジウム「歴史のなかのセクシュアリティー同性愛/性的指向の比較文化史」(奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター・ジェンダー法学会関西部会共催)の企画・司会・報告をしました。シンポジウム成果は、三成美保編著『同性愛をめぐる歴史と法』として刊行。
- シンポジウムポスター(PDF)はこちらをご覧ください。
シンポジウムポスター表面 シンポジウムポスター裏面
2012年12月 ジェンダー法学会シンポジウム「セクシュアリティとジェンダー」において総論報告をしました。論文は、学会誌『ジェンダーと法』10号(2013年)に掲載。
2012年4月 科学研究費基盤研究(B)「歴史教育におけるジェンダー視点の導入に関する比較研究と教材の収集及び体系化」(2012~2014年度)を研究代表者として取得。
- 比較ジェンダー史研究会(代表は三成美保)の発足→専用HPはこちら http://ch-gender.jp/wp/
2012年4月 奈良女子大学大学院生活環境科学系生活文化学科教授に着任(前職は、摂南大学図書館長・法学部教授)
。
プロフィール
●現職
奈良女子大学副学長・研究院生活環境科学系教授
《コメント》
『奈良女TODAY』(2015年)に対談が掲載されています。ご覧ください。
もともとの専門は西洋法制史(とくにドイツ)ですが、1990年代半ば以降、ジェンダー研究に取り組んでいます。1999年の法制史学会において「ジェンダー法史学」を提唱し、研究成果は『ジェンダーの法史学ー近代ドイツの家族とセクシュアリティ』(2005年)にまとめました。目下、法制史研究で得た成果を生かし、ジェンダー法学とジェンダー史の両分野で研究を行っています。家族法システムの日独比較、性(セクシュアリティ)と生殖に関する法制度・法文化の比較、ケアワークの評価をめぐる考察、ジェンダー史教育方法論などが、最近の主なテーマです。近年では、アジアとの比較も視野に含めて、研究をすすめています。
※比較ジェンダー史研究会のHPをご覧ください。
●専門:ジェンダー法学・ジェンダー史・西洋法制史・比較法文化論・ドイツ史
わたしの研究領域は次の3つです。①ジェンダー法学、②ジェンダー史、③西洋法制史(ジェンダー法史学)。ゼミ生のみなさんには、ジェンダー・法・歴史・比較のいずれかに関わるテーマを自由に選んでもらう予定です。
①ジェンダー法学は、「救済の法学」です。ジェンダー法学は、ドメスティック・バイオレンスやセクシュアル・ハラスメント、セカンド・レイプなど多くの新 しい概念を生みだし、被害者を救済するための理論を構築してきました。国際社会の水準と比べると、日本の法制度にはなお多くのジェンダー・バイアス(ジェ ンダーに基づく偏見や偏り)があります。わたしは、ジェンダー秩序の比較史的分析を通じて、今後の日本法を展望したいと思っています。
②ジェンダー史は、「発見の歴史学」です。19世紀に近代歴史学が成立したとき、歴史学の対象は「公」的領域(政治・経済)とみなされ、「私」的療育(家族/家庭)は除外されました。ジェンダー史は、このような公私二元論や性別役割分担を克服し、日常生活や家族、身体、セクシュアリティの問題を論じます。 最近、わたしがとくに取り組んでいるのは、マスキュリニティ(男性性/男らしさ)の歴史やジェンダー史教育のための方法論および教材開発です。
③わたしは「ジェンダー法史学」を提唱し、ジェンダー視点から法制度の歴史を考察しています。人権(女性の法的地位など)、刑事法(魔女裁判、婚前交渉の 罪、同性愛、買売春、決闘など)、家族法(婚外子の法的地位、離婚法、生活パートナーシップ法/同性婚など)、生殖法制(中絶法、ナチス優生学、生殖補助 医療など)の歴史と比較を研究しています。
●学位・学歴
博士(法学・大阪大学)
大阪大学大学院法学研究科(博士後期課程)公法学専攻・単位取得満期退学
大阪大学大学院法学研究科(博士前期課程)公法学専攻・修了(法学修士)
大阪大学大学院文学研究科(博士前期課程)史学専攻・修了(文学修士)
大阪大学文学部史学科卒業
●主な社会活動
- 大阪府男女共同参画審議会委員
- 寝屋川市情報公開審査会・個人情報保護審査会委員(副会長)
- 枚方市包括監査人選定審査会委員(副会長)
- 枚方市委託業務総合評価一般競争入札評価員
●教育(担当科目)
【教養】ジェンダー論入門(オムニバス)、ジェンダーから見た人間と社会(教養コア科目)、女性リーダー論、女性リーダーシップ演習
【学部(専門)】ジェンダーと法、西洋女性生活史、ジェンダー法文化史演習
【大学院(博士前期課程)】比較法文化史、比較法文化史演習
【大学院(博士後期課程)】ジェンダー法学、ジェンダー法学演習
研究業績リスト(年別)
○2017年
- 三成美保「戦時性暴力と法ー慰安婦問題と戦後補償」『ジェンダーと法』114号、2017年7月、75-83ページ」
-
三成美保「戦後日本における家族の変化と家族史研究の展開」歴史学協議会編『歴史学が挑んだ課題 : 継承と展開の50年』大月書店、2017年6月。
○2016年
- 三成美保「LGBT/LGBTIの権利保障ーー現状と課題」『労働法律旬報』2016年11月上旬号。
- 三成美保「セクシュアリティとジェンダーーー性的指向の権利保障をめぐってーー総論」『日本ジェンダー研究』19号、2016年、1-6ページ。
- 三成美保「持続可能戦略としてのジェンダー平等ー日本とドイツの比較から」楜澤能生編『持続可能社会への転換と法・法律学」成文堂、2016年3月、243ー270ページ。
- 三成美保「戦時法研究の可能性と課題ージェンダー視点からのコメント」小野博司・出口雄一・松本尚子編『戦時体制と法学者ー1931~1952』国際書院、2016年3月、145ー154ページ。
- 三成美保「学術・科学技術における男女共同参画の推進―3つの課題」『学術の動向』21-10号、2016年10月、14-19ページ。https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/21/10/21_10_14/_pdf
- 三成美保「歴史教科書をどう書き換えるか?―ジェンダーの視点から」『学術の動向』21-5号、2016年5月、10-21ページ。https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/21/5/21_5_10/_pdf
○2015年
◆著書・論文(2015年)
三成美保編『同性愛をめぐる歴史と法―尊厳としてのセクシュアリティ』明石書店、全317頁
- 三成美保「はじめに」
- 三成美保「総論ー尊厳としてのセクシュアリティ」
- 三成美保「[資料]同性愛 /性的指向/LGBTに関する対比年表」
- 三成美保・笹沼朋子・立石直子・谷田川知恵『ジェンダー法学入門(第2版)』法律文化社、全298頁
- 三成美保「魔女裁判と女性像の変遷―近世ドイツの事例から」(水井万里子他編『世界史のなかの女性たち』勉誠出版、119-131頁)
- 三成美保(共著)『歴史を読み替えるージェンダーから見た日本史』(長野・久留島・長編)大月書店、全278頁
- 三成美保「『ケアとジェンダー』を問う意義」『ジェンダーと法』12号、5-11頁
◆研究報告・シンポジウム等(2015年)
- 2015年7月30日 日本学術会議シンポジウム
- 2015年8月1日 日本学術会議シンポジウム
- 2015年9月19日 日本ジェンダー学会シンポジウム
- 2015年12月20日 日本学術会議学術フォーラム
○2014年
- 三成美保・姫岡とし子・小浜正子編『歴史を読み替えるージェンダーから見た世界史』大月書店、全314頁
→*【紹介(自著)】『歴史を読み替えるージェンダーから見た世界史』2014年5月(はしがき紹介) - 三成美保「『保護/遺棄』の法的基準とその変化―ドイツを中心に」(橋本伸也・沢山美果子編『保護と遺棄の子ども史』昭和堂、183-214頁)
- 三成美保「大学教育におけるジェンダー法学教育の現状と課題」『ジェンダー法研究』創刊号、75-89頁
- 三成美保「持続可能な社会とジェンダー」『法の科学』45号、53-63頁
- 三成美保「『市民教養』としてのジェンダー法学」―≪共生≫のための技法を学ぶ」『学術の動向』2014年5月号
○2013年
- 三成美保「LGBTIの権利保障―歴史と比較を通して」『歴史地理教育』813号、18-25頁
→*【特論12】LGBTIの権利保障(三成美保) - 三成美保「総論―親密関係とセクシュアリティ」『ジェンダーと法』10号、75-89頁
○2012年
ジェンダー法学会編(三成美保・広渡清吾・阿部浩己・小島妙子:責任編集)『講座ジェンダーと法・第1巻・ジェンダー法学のインパクト』日本加除出版、全244頁
- 三成美保「家族法システムの改革とジェンダー秩序の変容ー戦後ー1970年代のドイツと日本」
- 三成美保「マスキュリニティの比較文化史―現状と課題」『女性史学』22号、33-61頁
○2011年以前
〇2011年
- 服藤早苗・三成美保編『権力と身体』(ジェンダー史叢書・第1巻)明石書店、全284頁
- 三成美保「序論ー「権力と身体」をめぐって」
- 三成美保「戦後ドイツの生殖法制ー「不妊の医療化」と女性身体の周縁化」
- 三成美保「高校世界史教科書にみるジェンダー」(長野ひろ子・姫岡とし子編『歴史教育とジェンダーー教科書からサブカルチャーまで』青弓社、91-119頁)
- 三成美保・笹沼朋子・立石直子・谷田川知恵『ジェンダー法学入門』法律文化社、全298頁
○2010年
三成美保「ドイツ近代法の形成とジェンダー言説」(早稲田大学比較法研究所編『比較法と法律学ー新世紀を展望して』成文堂、195-228頁)
- 三成美保「討論の総括と今後の展望ー教科書の書き換えは可能か?」『学術の動向』2010年5月号、83-86頁
○2009年
- 三成美保「近代ドイツ法とジェンダー」姫岡とし子・川越修編『ドイツ近現代ジェンダー史入門』青木書店、43-68頁
- 三成美保「ドイツにおける家族・人口政策の展開とジェンダー」冨士谷あつ子・伊藤公雄編『日本・ドイツ・イタリア 超少子高齢社会からの脱却ー家族・社会・文化とジェンダー政策』明石書店、41-59頁
- 【翻訳書】マンフレッド・リーデル編(中村浩爾、三成賢次・三成美保・的場香織・田中幸世訳)『ガンス法哲学講義1832/33-自然法と普遍法史』法律文化社、全354頁
- 三成美保訳「第2部普遍法史」(pp.137-203)
○2008年
- 三成美保「ジェンダー概念の展開と有効性ー学際的協力の可能性」『ジェンダーと法』5号、72-83頁
- 三成美保「【学界展望】『ジェンダー史』の課題と展望」『西洋史学』229号
- 三成美保「ジェンダーと法の現在ー『性と生殖』をめぐって」『法律時報増刊ー改憲・改革と法』
- 三成美保「大学生の歴史素養の実態と今後の課題―第20期日本学術会議法学委員会法史学・歴史法社会学分科会の調査結果から」『学術の動向』2008年10月号、20-25頁
○2007年
- 三成美保「ジェンダー法史学の課題と展望」辻村みよ子編『ジェンダーの基礎理論と法』東北大学出版会、293-328頁
- 三成美保「公と私をジェンダー論から考える」『学術の動向』2007年8月号、45-52頁
○2006年
- 三成美保編『ジェンダーの比較法史学-近代法秩序の再検討』大阪大学出版会、全366頁
- 三成美保「はじめに」(pp.1-4)
- 三成美保:第1章「『ジェンダー法史学』のための諸前提」(pp.7-41)
- 三成美保:第2章「いくつかの論点から-議論の架橋をめざして」(pp.42-102)
- 三成美保「『生殖管理国家』ナチスと優生学」太田素子・森謙二編『<いのち>と家族-生殖技術と家族1』早稲田大学出版部、198-236頁
○2005年
- 三成美保『ジェンダーの法史学-近代ドイツの家族とセクシュアリティー』勁草書房、全334頁(家族法学学術奨励賞受賞)
- 田中真砂子・白石玲子・三成美保編『国民国家と家族・個人』早稲田大学出版部、全285頁
- 三成美保「国家・市民社会・家族-「国民国家と家族」をめぐる議論から」(pp.57-91)
- 三成美保「『公私二元的=市民社会型』ジェンダー秩序と『近代家族』」『日本学報』(大阪大学大学院文学研究科日本学研究室)24号、29-37頁
※2004年以前は順次掲載(下記は2004年以前の業績から)
項目別 |
年 |
月 |
主 な 著 書 ・ 論 文 ・ そ の 他 |
単著書 | 2005 | 2 | 『ジェンダーの法史学ー近代ドイツの家族とセクシュアリティ』勁草書房(第17回尾中郁夫・家族法学術奨励賞受賞) |
2007 | 3 | 『ナチス優生法制の歴史的位相と戦後ドイツにおける生殖関連立法への影響』(平成16~18年度科学研究所補助金基盤研究(C)研究成果報告書・研究代表者) | |
2003 | 3 | 『近代法形成過程のジェンダー的分析――18~19世紀ドイツの性差論と立法への反映』(平成11~13年度科学研究費補助金基盤研究(C)(2)研究成果報告書:研究代表者) | |
編著書 | 2012 | 3 | 『「マスキュリニティ」の比較文化史』(2009~2011年度科学研究費基盤研究(B)成果報告書:研究代表者) |
2006 | 2 | 『ジェンダーの比較法史学ー近代法秩序の再検討』大阪大学出版会 | |
2004 | 3 | 『ジェンダーの比較法史学――近代法秩序の再検討』(平成14~15年度科学研究費補助金基盤研究(C)(1)研究成果報告書・研究代表者) | |
共編著書 | 2012 | 11 | 『講座ジェンダーと法・第1巻・ジェンダー法学のインパクト』日本加除出版 |
2011 | 1 | 『権力と身体』(ジェンダー史叢書・第1巻)明石書店 | |
2005 | 9 | 『国民国家と家族・個人』早稲田大学出版部 | |
共著書 | 2011 | 4 | 『ジェンダー法学入門』法律文化社 |
2011 | 2 | 『歴史教育とジェンダー教科書からサブカルチャーまで』青弓社ライブラリー | |
2010 | 3 | 『比較法と法律学ー新世紀を展望して』(早稲田大学比較法研究所叢書37)成文堂 | |
2009 | 8 | 『日本・ドイツ・イタリア 超少子高齢社会からの脱却ー家族・社会・文化とジェンダー政策』明石書店 | |
2009 | 3 | 『国家・共同体・家における<母>機能の意義と変遷ー男を育てる<母>の比較文化史』(平成18~20年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告) | |
2009 | 2 | 『近現代ドイツ・ジェンダー史入門』青木書店 | |
2007 | 9 | 『ジェンダーの基礎理論と法』東北大学出版会 | |
2006 | 12 | 『<いのち>と家族ー生殖技術と家族Ⅰ』(シリーズ比較家族Ⅲ-4)早稲田大学出版部 | |
2004 | 10 | 『ジェンダーと女性』[新装版](シリーズ比較家族Ⅰ-8)早稲田大学出版部 | |
2001 | 4 | 『コミュニケーションの社会史』ミネルヴァ書房 | |
1999 | 2 | 『法の臨界Ⅱ』東京大学出版会 | |
1997 | 3 | 『ステイタスと職業ー社会はどのように編成されていたか』ミネルヴァ書房 | |
1996 | 6 | 『法制史入門』ナカニシヤ出版 | |
1996 | 3 | 『司法への民衆参加ー西洋における歴史的展開』敬文堂 | |
1994 | 5 | 『西洋中世の秩序と多元性』法律文化社 | |
1994 | 3 | 『歴史における法の諸相』敬文堂 | |
1993 | 4 | 『家族・世帯・家門ー工業化以前の世界から』ミネルヴァ書房 | |
単著論文 | 2013 | 7 | 「総論―親密関係とセクシュアリティ」『ジェンダーと法』10 |
2012 | 7 | 「マスキュリニティの比較文化史―現状と課題」『女性史学』22 | |
2010 | 5 | 「討論の総括と今後の展望ー教科書の書き換えは可能か?」『学術の動向』2010年5月号 | |
2008 | 「『ジェンダー』概念の展開と有効性ー学際的協力の可能性」『ジェンダーと法』5 | ||
2008 | 「『ジェンダー史』の課題と展望」『西洋史学』229 | ||
(以下は略) |
〇著作紹介(抜粋)
三成美保の著作の一部を紹介します。
下記以外の著作については、次のHPを参照してください。
- →比較ジェンダー史研究会(メンバー紹介)http://ch-gender.sakura.ne.jp/wp/?page_id=322
- →三成美保の研究紹介はこちらをごらんください。→三成美保の研究紹介
●三成美保・姫岡とし子・小浜正子編『歴史を読み替えるージェンダーから見た世界史』大月書店、2014年
高校の教科書に対応した、ジェンダー視点による初めての世界史。多数の資料とともに新たな歴史像を描き出す、画期的なテキスト。ジェンダー研究の進展に比して、その成果が生かされていない教育現場に一石を投じる。
●三成美保『ジェンダーの法史学ー近代ドイツの家族とセクシュアリティ』勁草書房、2005年
※尾中賞・家族法学学術奨励賞受賞(2006年)
ヨーロッパ近代秩序としての公私二元構成―その生成過程には、ジェンダー・バイアスの生成が伴った。姦淫罪(法と道徳の分離)、嬰児殺(人道主義)、読書協会(市民的公共圏の成立)の3側面から立証。
●三成美保編『ジェンダーの比較法史学ー近代法秩序の再検討』大阪大学出版会、2006年
2003年4月に行われた法制史学会第55回総会におけるシンポジウム「ジェンダーの法史学-近代法の再定位・再考」の成果をまとめた論攷を収録。日本の法文化とジェンダー秩序との相互関係を歴史的に検討する。
●ジェンダー法学会編(責任編集:三成美保・他)『講座ジェンダーと法・第1巻・ジェンダー法学のインパクト』日本加除出版、2011年
ジェンダー法学会10周年記念企画としての出版。全4巻。
●服藤早苗・三成美保編『権力と身体』(ジェンダー史叢書第1巻)明石書店、2011年
ジェンダー史叢書は全8巻。
本書では「権力と身体」の本質に迫るため、第1部では同性愛、宗教、「生政治」を取り上げ、第2部では生殖をとりまく権力構造と多様な生殖コントロールに焦点をあて、第3部では古代から現代までの日本における買売春の成立と展開、近現代の心身売買を扱う。
●三成美保・笹沼朋子・立石直子・谷田川知恵『ジェンダー法学入門』法律文化社、2011年
「女だから…」「男だから…」その言葉の奥にあるジェンダーバイアス。みんなが当たり前と思っていることも、あきらめていることも、視点を変えたら違う世界が開けてくる。
●長野ひろ子・姫岡とし子編『歴史教育とジェンダーー教科書からサブカルチャーまで』青弓社、2010年
業績の概要(2012年版)