【教員推薦図書①】自立と依存を考える

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安積遊歩他 2012『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学 第3版』生活書院、1260円http://www.seikatsushoin.com/bk/102%20seinogihou.html

私がケアと家族について研究するきっかけとなった書で、その後、障害、家族、ケアなどについて研究する多くの若い世代の社会学者を生み出しました。

家族とは何か?自立と依存とは何か?を考えるだけでなく、日常の問題をいかに社会学・社会科学の対象にしていくのかを学ぶ上でも好著です。

この本はその後の研究の流れに大きな影響を与えました。その流れの具体的研究として、たとえば、『介助現場の社会学』(前田拓也)、『障害とは何か』(星加良司)、『ケアの社会学』(三井さよ)、『認知症家族介護を生きる』(拙著)、雑誌『支援』などがあるので、それらに進んでいくのもよいでしょう。

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なお、学術的な文体が、難しいと感じる方には、重度障害者の自立生活に密着したルポルタージュ『こんな夜更けにバナナかよ』(渡辺一史)や、DVD『障害者イズム』、『さようならCP』、『えんとこ』などから入ることをおすすめします。

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