法律を使うことによって、社会をより良い方向へみちびくことはできるのかどうかという問題について研究しています。裁判はトラブル解決のためのものという イメージが強いと思いますが、実際には、同時に重要な社会改革のツールとしても使われています。たとえば、一票の格差をめぐるいわゆる定数訴訟や、非嫡出 子の相続分をめぐる訴訟など、裁判が制度改革のテコになっている事例にはどのような特徴があるのかを考えています。